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鞍馬寺で1000年以上の歴史がある竹伐り会式で、
行われた雅楽の曲目の一つ、蘭陵王の舞楽奉納を描きました。
舞楽の中でも最も親しまれている演目の一つです。
赤い装束の舞人が、龍を頭にのせたお面をかぶり、
蘭陵王となって踊ります。
天から響きわたってくるような雅楽の中、
天上から舞い降りてきた神のような踊りです。
蘭陵は優れた武才のある大変な美男子だったとされています。
部下がみとれるほどの容姿だったため仮面をつけて指揮を執り、
鼓舞された兵士たちは次々と勝利を治めたと伝えられています。
『蘭陵王』は、それを祝して作られた曲だといわれています。