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2001/02/06
Last renewal 2001/07/28
 ロッテルダムの中心地あるミュージアム公園内南にこの建築はあります。この建築は平面上では4つの空間に分けられているのですが全体平面の基本形は単純なものです。その中の西側ブロック空間は斜路をそのまま活かしたオーディトリアムが作られ、下はカフェとなっています。カラフルな椅子の置かれた2階オーディトリアムは通路としてのスロープを兼ね備えた斜行空間であり、この空間自体は通常通路として使用されていました。出入り口には扉が設けられていましたが、普段はこの椅子の置かれた空間自体は展示室であり、これらの椅子は展示品ということなのでしょう。そして、この空間を奥へ進むと、今度は180°逆方向へ別の斜路が表れてきます。平面計画上、単調な構成ではありますが、個々の空間の変化点をうまく視覚的に利用しています。自分が通った順路が否応なしに見えることになるのですが、そこには上下の視点の変化があるのです。単純なのですが意外性のあるところなどは、美術館建築にはよい手法だと思います。美術館は美術品をみる場所ではありますが、こうした空間の変化が諸処にあることで、美術品をみることに集中していた神経を、違う方へ一時的に向かわせることができるからです。こうした気分転換は外の景色を見せることでも可能ですが、こうした建築内部の変化はまたそれとは少し違った感覚があります。この オーディトリアム横の階段の上には MangaManga!(マンガ)が上の階一室全部に展示されていました。少年ジャンプやマガジン、サンデーなど日本の漫画が展示されていたのです。オランダでは日本のマンガが現代美術の一環としてしっかり捕らえられてるようです。レム・コールハースは斜行空間に定評があるといいます。ですから、このクンストハルはそうしたフラット・スラブではない展示のための建物空間を試行したものでもあるのです。建物の南北を貫通する道路と、それに交差する形でミュージアム公園へ繋がる歩道が1階の外部空間となり、ボイドをつくり出し、4つの内部空間ができているのです。そのボイド空間には空中斜路が斜に設けられていますから、建築の基本平面は単純でも、空間内部は比較的複雑なものとなっています。


クンストハル Kunsthal
レム・コールハース 
Rem Koolhaas
建設 1992年
用途 美術館
所在地 オランダ ロッテルダム 
Netherlands, Rotterdam

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