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2001/08/12 Last renewal 2001/08/12
 東福寺方丈庭園は別名、八相庭とも呼ばれる。禅宗の方丈には、古くから多くの名園が保存されているが、この方丈には四周に庭園がある唯一の方丈である。この庭園は昭和13年、重森三玲氏が作庭した枯山水の禅院庭園で、当寺が鎌倉時代の創建であることから、鎌倉時代庭園の風格を基本とた上で、これに現代芸術の抽象的構成をとり入れて表現されている。それぞれの四周の庭園について 方丈南庭(前庭)は、巨石十八尺の長石を基本として逢来、方丈、瀛洲、壷梁の四仙島を表現し大胆な配石と荒海の砂紋とによる躍動を表現。右方(西部)には五山が築山として表現され、苔地と砂紋が斜線に区切られている。方丈の西庭は、さつきの刈込と砂地によるもので、刈込が大きく、市松模様に図案化された井田の抽象表現が意図されている。北庭(方太の裏)はもとあつた敷石を利用したもので、これを市松模様としたものであるが、この敷石の配置は幾何学の構成によるもので、その配置はモンドリアンの絵画の影響とも考えられる。東庭はもと東司(重要文化財旧便所)の柱石の余材を利用したもので、北斗七星の抽象的構成として表現されている。以上の、逢来、方丈、瀛洲、壷梁、五山、井田市松、北斗七星の八相の表現を、八相成道に因んで八相の庭と命名された。近代禅宗庭園として世界各国にも紹介されています。東福寺について


東福寺 方丈庭園 Tofuku-ji Houzyou
作庭 重森三玲
工期 昭和13年
 
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所在地 京都市東山区本町

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