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1999/10/16
Last renewal 2001/08/12
 旧館は関西の実業家、加賀正太郎によって建てられた山荘で、イギリスに遊学していたこともあってか外観は英国風の洋館となっています。ここは現在、大山崎山荘美術館として公開しており、安藤忠雄の設計による新館が併設されてもいます。1920年代に建てられた木造の英国風山荘は周囲が庭園となり散策もできる広さがあります。ここが美術館としてオープンしたのは1996年のなのですが、改修以前の山荘はみるも無惨に荒れ果てていたらしく、ここを現在の持ち主であるアサヒビールが安藤氏に美術館の設計を依頼して現在のようになった訳なのです。施主はかなり痛んだ木造の山荘を初めは撤去してしまうつもりでいたといいますが、安藤さんが残すべきだと主張して現在に至ったのです。旧山荘の出来はなかなかシックで、ゆったりとした落ち着きのある空間でしたから。こんなにも良い物を壊したとして、それ以上のものが作れるかというと、ちょっと無理だと思います。80年という歴史をそこに感じ取ることができるからです。安藤さんの残すという行動は当然といえるものなのですが、彼自身その荒れ果てていたとはいえ、その刻まれた歴史を目の当たりにして、仮に全部新築しても旧館の重みには勝てないと判断したに違いないでしょう。 この判断は正しかったと思いますが、新館としての増築部分は、その展示空間を埋設したり、その新館への通路も一旦外へ出てからとなるなど、取って付けたような印象がありました。できればもう少し旧館との空間関連が欲しかったですね。窓のガラスを通して取り入れられた光は虹色に見えます。これはガラスのひし形に見える部分に、三角の切り込みを入れてプリズムの効果を利用しているためなのです。そごく芸が細かいですね。そしてこの取り入れられた虹色は室内に反射して心地よい色空間をつくり出していました。展示品の中にはジョアン・ミロの作品があり、他にはバーナード・リーチや河井寛治郎の陶器、クロード・モネの睡蓮などが展示されています。安藤さんの設計による新館は、旧館に隣接して直径13mの円筒の展示空間を埋設したもの。3案目に当たるものらしく、初めは施主から自由にどうぞと言われ、後でこれは困るといったような注文を受けて現在に至ったといいます。新館の存在感はあまりなく、目立たない存在です。円筒の展示空間は埋設されていますから!唯一存在が感じられるのが、展示室に至る階段通路です。これも1.5mしかないので、2枚の壁が並んでいるだけにしか見えなかったりします。美術館としては非常に狭い階段ですが、天井の高さと採光がそれほど狭さを感じさせないですね。 


大山崎山荘 Oyamazaki Villa Museum
旧館
設計 加賀正太郎
用途 美術館 旧山荘
構造 木造
工期 1920年代
新館
設計 安藤忠雄
用途 美術館 
構造 鉄筋コンクリート
工期 1996年
 
MAP
所在地 京都府大山崎町

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