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2000/02/19
Last renewal 2001/07/28
 このグラン・アルシュは、四角い箱を四角で貫通させるという極めて単純なヴォイドである。でもこれが一辺105mもあるのだからとてつもなく巨大で、遠くから見ていると単なる四角いアーチ、ヴォイド空間にあるエレベータと日除けテントは宙に浮いた軽いものに見える。でも間近で見ると大迫力。ヴォイドの内側は彫りの深い同じディールの窓がくり返し、遠目からの印象とは逆に威圧的にも感じられ、エレベータと日除けテントの繊細で華奢な作りが一層それを感じさせる。グラン・アルシュはラ・デファンス地区にあり、ミッテラン大統領のパり大改造計画「グラン・プロジェ」のひとつとして1989年に建設された。建物はナポレオンの戦勝記念に作られたというエトワル凱旋門を強く意識し、そのエトワル凱旋門、シャンゼリゼ通り、ルーヴル美術館と一直線上に貫く軸線に作られていますし、このことから一般には新凱旋門とも呼ばれています。フランスの人(特にフランスの指導者側)はこうした都市軸というのを好むようで、ナポレオン時代にもオースマンという人が強引にパりを都市軸によって大改造しています。そして1989年はフランス革命200周年であり、その記念としての建築でもありました。1889年の100周年の時にはエッフェル塔が記念として建られています。設計者はヨハン・オットー・フォン・スプレッケルセンというデンマーク人で、このグラン・アルシュ国際コンペ競技で一等を獲得。建築を中空にするというアイディア自体は単純であっても、その巨大なヴォイドは都市的スケールで展開されています。最上階は企画展示室や売店、レストラン、映画室があり、建築の側部はオフィスとなっています。  最上階へはエレベータで行くのですが、地上部で40F(1998年現在)を払う(企画展料金含む)必要があります。開館時間は10時〜19時。


グラン・アルシュ Grand arche
設計 ヨハン・オットー・フォン・スプレッケルセン
johan Otto von Spreckelsen
用途 現代美術センター&オフィス

所在地 フランス パリ

Paris, France

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