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2000/06/08 
Last renewal 2001/07/28
 フランス東部、スイスとの国境に近かいロンシャン。その丘の頂きに建つのがノートルダム・デュ・オー礼拝堂、建築家ル・コルビュジェの建築作品の中でも傑作といわれるものです。それは、用途を教会の礼拝堂として建設された訳ですが、以前の教会建築の形態範例とは全くといっていいほど違う形態だったのです。 教会側や信者達はそのかつてない造形の教会を、(方舟)と定義し、丘の上の立ち姿を含めて(漂着した方舟)と解したといいます。このような有機的で複雑な造形であれば、その製作意図はいかようにも解釈できるのですが、それは設計した当の本人コルビジェ自身が、この建築の製作意図に対して多くを語っていないことが大きく、そうしたこともあってロンシャン教会が伝説的側面を持っている訳です。 おかげで当時の建築界は衝撃として受けることになりました。形態は機能に従うと機械時代の近代建築について述べていたコルビジェでしたが、これはそうした意からするとかつて発表した近代といものに対し、反近代主義的な形態といえるものなのです。もちろん製作物に現れるスタイルなどは常に変わるものですが、コルビジェは機械時代としての近代建築(当時の理想)を詠ったものの、時代は常に変化することも解っていたはずです。そうした意味でこのロンシャンはコルビジェにとって過去のしがらみを解き放った作品だったのではないでしょうか。建築という縛られた枠を超えて自由に造形したのがこのロンシャンなのでしょう。私自身この建築を見て、建築と捉えるにはあまりに特異な形態だと感じましたし、芸術的彫刻作品とも思えました。こうなると機能的に見てどうこう思う以前に、造形的にすごく引き付けられるのです。「建築を超えた建築」とでもいうのでしょうか、今までにいろいろな建築作品をみてきましたが、このロンシャンはやはり別格といっていいものでした。絵画・彫刻といった所謂、芸術作品としての偉容があるのです。このあたりのことになると見た人それぞれの主観によるでしょうが、少なくとも自分自身にとっては芸術作品としてロンシャン教会は写りました。建築を見て心底そこまで思える作品とはそうそうないものですよ。 それからこのロンシャンは内部空間が特にすばらしいものです。とよく書籍等に書かれているのですが、私は外部に現れている造形のほうによりずっと魅力を感じました。内部空間ももちろん凄い光の空間がありましたが、ロンシャンが建てられて以降といもの、ロンシャンもどきの教会が散々作られ、そうした建築に儀容として内部空間が作られています。そうしたものを見ているせいか、ロンシャンにオリジナルとしての強い存在は感じたものの、極めて強い印象を与えるものではなかったのです。しかしそう考えると近代以降の教会建築の規範とも言えるのですから、その影響力は絶大なものがあったのですね。内部空間はなんとか似せられたとしても、ロンシャン全体の造形まで迫った建築はないですから、ロンシャンを目の当たりにした時、その造形に心が奪われてしまうのも無理ないことなのかもしれません。ロンシャンの街はフランスの田舎にあるので、行くのが大変です。列車が通ってはいるものの、1日に2本のみ。早朝と夕方。早朝の便に乗るのは無理があるでしょう。夕方の便は5時台にあります。パリから行くのであれば、ルーという駅で下車してバスでロンシャンまで行けます。このバスはちょうど昼の1時に出ますから、パリを朝出発すれば間に合います(ユーロスターのスイス行きで)。これに間にあえばロンシャン教会を訪れて、夕方の列車でスイス方面へ、ということも可能です。夕方の列車でロンシャンに着いたのであれば、1泊するしかないでしょう。田舎なので宿は安くて、飯もうまいですよ。私は1泊ではなく2泊しましたが!というのも現地に3月20日(2000年)の夕方に到着して、ホテルの人に明日ロンシャンに行きたいと場所を聞くと、なんと明後日3月22日でないと見れないと、21日まで閉館しているとのことでした。なに〜!せっかくここまできたのだからと2泊した訳です。しかし、明後日開館だったからよかったものの、これがずっと先だったらどうしようもありませんでした。閉館している期間があるなどとはつゆ知らず、あやうく無駄な労力となるところでした。もしロンシャンに行くのであれば、教会へ行く期間に開館しているのか確認しましょう。申し訳ないですが、私自身閉館の期間のことはよくわかりませんでした。


ロンシャン教会 Chapelle Noter-Dome-du-Haut
ル・コルビジェ Le Corbusier

建設 1955年
用途 教会礼拝堂

所在地 フランス ロンシャン
Romshanp, France

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