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2000/07/04
Last renewal 2001/07/28
 中世からの古い港町ジエノヴァは、かつて強大な商船艦や軍艦を所有するジェノヴァ共和国として地中海に君臨していました。そしてここはコロンブスの出身地でもあり、1992年がコロンブスのアメリカ大陸発見の500周年でもありました。そこで、ジェノヴァ出身の建築家レンゾ・ピアノがこの地に大陸発見の500周年として、再開発を手がけることとなったのです。かつて繁栄していたジェノヴァでしたが、今では重要な商業港としての機能は薄れ、かつての活気はなくなっていました。ですから再開発にはそうしたジェノヴァの再活性化という目的も求められたのです。活気のある市民生活を港の水際まで引き出すことを。整備以前の港は幹線道路に阻まれ、市民が港に行くにはその交通量の多い道路を横断しなければなず、多くの人が訪れる場所といえるものではありませんでした。そこで、港と旧市街を分断していた幹線道路を、高架として港にかつての旧市街との密接なつながりを持たせたのです。右の画像は港に設置されていた案内板で、右側の水色で示されている部分に高架橋が設けられています。この再開発計画は、コロンブス大陸発見500年記念国際博覧会として整備されたのですが、その場所にある施設は水族館、展示場、関税局、300mに及ぶ旧倉庫を改修して作られた、国際会議場、アトリエ、劇場などがあります。上の画像はテント構造の展示場施設。港の中でも一際目立つシンボリックな存在です。当初は展示場だったのですが、現在はスケートリンクになっていました。どういった使われ方をしているのか見るのを楽しみにしていたのですが、スケートリンクとは、それもあまり利用されているようでもなかったので、なんか拍子抜けでした。案内板だと上の青色の部分です。せっかく訪れたので入ってみましたが、その入場者の多くが小学生くらいの団体見学で、大人は比較的少ない。ジェノヴァ再活性化に当り、活気のある市民生活を港の水際まで引き出すことが目的のはずですが、港と旧市街に活気のある市民生活を水族館が本当に果たしているか疑問でした。水族館の建築の側面は単調なファサード。細長い敷地にあるため内部通路は長いが、そこはガラスで覆われ周りの港の状況が見て取れる。水族館の先端は船のかたち。港町ジェノヴァで育ったピアノ氏は、ことのほか船好き!なのでしょう。アムステルダムの港に設計したサイエンスセンターもまた、船型で、これよりずっと大きい船そのものです。オレンジの外壁による建物は関税局。この右側に300mの倉庫があります。 案内板の左下部分。この建物の壁は、パリのIRCAMの設計で行った、レンガをアルミの枠に接合モルタルなしで止めるという施工手段と同じもののようでしたし、パリのリュ・ドゥ・モ集合住宅の設計で使用したテラコッタ・プレートをはめ込んだものようでもありました。この種の色の自然素材はピアノ氏の設計の中に時折見かけるものです。


ジェノヴァ港再開発計画 Redevelopment of Genova Harbor
レンゾ・ピアノ  Renzo Piano

建設 1992年
用途 水族館、展示場、国際会議場

所在地 イタリア ジェノヴァ Genova, Italy

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