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1999/11/07
 Last renewal 2001/08/12
 町名は天正18年(1590)二条烏丸(現中京区)にあった大雲院が当町に移転し、その開基が僧貞安であったことによるもの。天正7年(1579)織田信長の命により行われた浄土宗と日蓮宗との安土宗論の勝者が貞安で、安土宗論で勝って以後、織田信長の帰依を受けることとなった。天正10年6月、本能寺の変で信良・信忠父了が殺され、二条鳥丸(現中京区)の地でその回向をしたのが大雲院の起こりであるという。その後、大正18年の豊臣秀吉が都市改造を行った際に、当町へ移転、町名はこのときにつけられたもの。当寺には伊藤坦庵をはじめとして儒学者の墓が多くあるが、中でも安土桃山時代の盗賊石川五石衛門の墓があるので知られ、その横には近代南画の大家富岡鉄斎の墓もある。大雲院は祇園町南側に移転するまでは、四条京極の繋華街に近いこともあって、文化的・政治的にも大きな役剖を果してきた。明治22年(1888)の京都市誕生に伴い同年4月22日から24日にかけて行われた市会議員選挙で、下京区の投票場所となり、選挙後の第一回市会が大雲院で開催され、議場としても利用されていた。大雲院(東山区祇園町南側)周辺地図へ→MAP 大雲院の拝観は事前に申し込む必要があります。ワタシ自身も実はまだ入ったことはありませんが、機会があれば行きたいと考えています。この通りには商家や寺が多く残る。写真は左上から御額看板所、茶道具商 永楽屋、諸流表具商、火除天満宮(貞安之前町)、京都大神宮(貞安之前町)。貞安前之町に残る寺 春長寺 浄教寺


貞安前之町 Teiannomae-cyo
用途 地名 町並

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所在地 京都市下京区貞安前之町

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